紀北町の東井ノ島の萩原台地区で、回覧板が電子版に完全に移行した。電子回覧板の導入は全国的に珍しい訳でもないが、高齢者の多い地域での完全に移行したところはなかなかないのではないか。この地区が成し遂げた実績は大きい。
紙媒体から電子版への移行という観点では、新聞も同じ課題を抱えている。新聞はいち早くニュースを伝える速報性に難があり、輪転機の保守、配達員の確保、資材の値上がりと課題が目白押しではある。
新聞とは「社会情勢や特定分野の出来事を広く報じるための紙媒体の定期刊行物」と定義される。個人の考えとしては、紙媒体としての発行を止めた時点で、それはもう新聞ではない。
本紙も電子版の太平洋新聞があり、過去のニュースの検索に重宝する。仮に南海トラフ地震が発生した場合は安定的な印刷や配達に支障が出る可能性は高く、電子版が真価を発揮する。
紙と電子の良さを生かしつつ、このまちの情報をどう伝えていくのか、しっかりと考えていかなければならない。
(R)
