月曜日、たまった仕事を片付けて帰宅しようと車に乗ったらラジオから「青森県で強い地震があった」とニュースが流れていた。震源やマグニチュードの情報がなかなか放送されないので、揺れの広がりが分かりづらいな、と思っていたら、津波注意報が津波警報に切り替えられたとたん、アナウンサーの言葉の緊迫感が増した。
熊野灘沖の太平洋でも同様だが、千島海溝、根室沖、青森県東方沖および岩手県沖北部など、北海道から三陸地方の沖合には、長期評価でリスクが高いとされる地域が続いている。今年1月時点で、青森県東方沖などでマグニチュード7.9の地震が発生する30年確率は20~40%とされている。同じ資料で南海トラフの巨大地震(M8~9クラス)80%程度となっている。
今回の地震を受け、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表された。可能性はそれほど大きくないものの、より大きな地震の発生が心配される。
これから寒さが厳しくなる時期。われわれも万が一に備えておく必要がある。
(M)
