プロ野球はレギュラーシーズンが終了。先週から「戦力外」のニュースがスポーツ紙に掲載されている。事情には詳しくないが、22歳や24歳など若い選手が「クビ」を言い渡されているのに悲しさを覚える。
厳しい勝負の世界。活躍できれば、華やかな世界に身を置ける。できなければ居場所がなくなる。当人は承知の上だろうが、本人だけでなく育成や起用の方法がマッチしていたのかとも思う。
高校卒業後、ドラフト上位で指名を受けても数年で退団を余儀なくされた場合を考える。球団としてもやむを得ずの戦力外通告なのだろうが、〝セカンドキャリア〟への支援は十分なのだろうか。
一般の事業所でも同様。小規模事業者だと、セカンドキャリアに向けた支援自体が難しい。結局は、普段の仕事の中で、「今の事業所でなくてもやれる」という手応えをつかんでもらうしかない。
独立リーグや海外も含め、〝プロ〟として野球ができる環境も多様化していると聞く。新たな場で活躍しているニュースを見ることを楽しみにしたい。
(M)
