• おせち・オードブル特集
  • 「縁会」特集
  • クマ目撃情報
    十須の此々野地区
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

不連続線「当たり前を考える」

 弁護士によるいじめ防止教室を取材した際、「いじめられている人が常に悪いか」という際どい質問があった。「悪い」はなかったものの「場合によっては、いじめられる人も悪い」と回答する児童もいて、弁護士相手に物怖じすることなく反証を試みていたことが印象的。

 小中学生の学習状況調査結果では、全国的な傾向として、「いじめをしてはならない」という回答が小学生より中学生が低く、「社会性を身につけていく中で、個々の状況に応じて考えようとする成長の証ではないか」との仮説に納得したことがある。

 社会のルールは常識として飲み込むのが手っ取り早いが、子どもたちがいろんなことを見聞きし、じっくりと考えて得た自分なりの知見こそ揺るぎないものになる。

 「いじめはしてはならない」だけでなく「人を殺してはいけない」「平和は大切」と、当たり前すぎて疑うことさえなくなったことに囲まれている。大事なことだからこそ、自問自答しながら、子どもの問に真っ直ぐに答えられるような大人でありたい。

(R)

      不連続線

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      イベントカレンダー

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ