県知事選挙は現職の一見勝之氏が前評判通りに当選した。
告示は8月21日、一見氏は翌22日に東紀州入りした。尾鷲市での演説は短時間ではあったが午後2時過ぎという最も暑い時間帯に行われた。
当人は告示前の記者会見で、暑い時期の選挙の前倒しについて言及。演説でも、(猛暑の中で選挙しても)有権者がじっくり(候補者を)選べないと話していたが、この時期の選挙戦になったのは、前任者がこの時期に辞任したから。演説を聞きながら、暑い中で選挙しなきゃいけないのは隣にいる鈴木英敬代議士のせいでは、と思った。
夏場の選挙では、個人演説会の会場や、投票所、開票所も空調対策が欠かせないし、場合によっては今回のように大雨や台風で災害対策の必要もある。
どうせなら、一部の自治体だけでなく、思い切って「統一地方選挙」に戻せばどうか。春に選挙をするとその年は骨格予算になる不都合があるが、全国的に投票率が低下する中、機運を盛り上げることにもつながるのではないか。
(M)
