国政でも地方政治でも、政治家の不適切発言や行動の矛盾に大きな批判が起こっている。言い間違いや記憶違いは誰にでもあることだが、あまりに姿勢がブレるようなら批判の対象になる。過去の自己の発言もそうだが、他者を厳しく批判しておいて、自身も同じようなことをしていれば、説得力がない。
選挙に立候補する、しないに関しては、かなり前の話になるが「2万%出ない」といっていた人が選挙に出たことがあった。政治家の進退に関する発言が軽くなったきっかけではないかと考える。
変化の激しい状況で、社会経済情勢も国際情勢もめまぐるしく変わる。心境に変化があるのも分かるが、国民、住民に納得してもらえるか。きちんと説明する責任がある。
何度か書いているが、政治家の主な仕事は税金の集め方と使い道を決めること。安易に前言撤回する人に、自分たちの税金を果たして預けられるか。熟慮せず発言し熟慮せず撤回してしまう人は、政治家に向いていないと思う。また、このような人を選ばないことも大切だ。
(M)