ここのところ、環境やごみ問題を考えさせられる取材が続いている。
ハイシーズンの夏の後、町内外から多くの人が訪れる銚子川では毎年一斉清掃が行われるが、昔に比べて大分ごみは減ったという。
オンラインの水産スクールでは、子どもたちの環境問題への関心の高さに驚く。海洋ごみは増え続け、四半世紀後には魚よりも多くなるともいわれており、漁業を基幹産業とする本紙地域にとって危惧すべき問題。裏を返せば、海洋ごみへの積極的な対策は〝漁業のまち〟としてのPRにもつながる。
「ごみ拾いはスポーツだ」のスポごみ大会は今年で2回目。海岸でごみを熱心に探している子どもたちを見て、環境教育プログラムとして有効と感じる。学校別、放課後子ども教室の海山と紀伊長島の対抗戦など発展性はある。夏前に海水浴場でやれば集客にも活用できそう。
紀北町はRDFから、広域ごみ処理施設に切り替えていくことになるが、紀北町の運営費の負担は最も高い。ごみ減量対策に注力していかなければならない。
(R)