12月に入りラジオなどでクリスマスソングを耳にする時期になった。かつてはまちの至るところでヒットソングが聞こえたが、小さなプレーヤーとネット販売の普及で「音楽が個人化した」と言われ数年、商店街がさびれてしまったこともあって、まちなかで音楽を聞くことがなくなっている。
8日はジョン・レノンが殺害された日で、会社で少し話題になった。ふと、今年は『ハッピー・クリスマス(戦争は終った)』を聞いていないと思い起こした。
歌詞の一節。「メリークリスマスそして新年おめでとう。新年が怖がることの起きない、いい年になるように」「もしあなたが望むなら戦争は終わる」。
8日は太平洋戦争の開戦日でもある。およそ3年8か月間の戦争の後、日本は直接戦争を経験していない。喜ばしいことだが、ウクライナやパレスチナでは戦争が、また、世界各地で武力衝突が起こっている。52年前の曲だが、いまだに日々恐れながら、命の危険を感じなが生活している人がいるのが残念でならない。
(M)