熊野市出身の獺ヶ口笑保人(おそがぐち・えほと)さんが10月1日付で将棋のプロ棋士となる。三段リーグを3期で突破した。
中学時代までは熊野市、名張市で過ごし、その後、大阪府に転出したという。ニュースで最初に知った時、どこかで聞いた名前と感じた。子どものころ、将棋以外の話題で取材した記憶が、ほのかにある。
近隣のプロ棋士には、和歌山県新宮市生まれの大橋貴洸七段がいる。こちらは幼稚園に入る前に東京に転居しているよう。ちなみにプロ入り同期が藤井聡太七冠。
獺ヶ口新四段は中学1年生の時、「関西こども将棋大会」の決勝で当時小4の藤井七冠と対戦したことがある。ネットに動画が出ていた。
熊野市と言えば囲碁の印象が大きいがプロが誕生したことで、将棋にも注目が集まるだろう。
出身者が活躍するのは、地域の人の元気づけにもつながる。尾鷲市、紀北町でもスポーツ分野で活躍している人が多い。全国レベルで活躍する高校生、大学生の記事をいくつか乗せた。今後の活躍にも大いに期待したい。
(M)