台風7号がお盆中の紀伊半島を直撃。16日正午時点で大きな土砂災害は発生していないようだが、暴風と高波・高潮で多くの被害が発生している。動きが比較的遅い台風で15日午後に一度雨が上がった後、夜遅くにもたたきつけるような雨が降っていた。
尾鷲市の天満浦、北浦、須賀利、三木里や紀北町の島勝浦、三戸、城ノ浜、長島の一部などで停電が長引いた。倒木が多かったこと、あるいは人の手が入りにくい山の中の電線に影響があった可能性がある。早急な復旧が必要だが、電気工事の技術者も人手には限りがある。
以前も一日を超える停電があった。熱中症対策を含め、各自で備える必要がある。冷凍庫に氷をたくさん入れておけば、庫内の冷気はかなり持つ。クーラーボックスを利用すること、強い衝撃を与えれば冷たくなる保冷剤の活用も考えられる。
解消時間が読めないのが問題だが、電気事業者と連絡を取り合い、例えば地域住民を避難所に送迎するなどの手立てが取れないか。異常な暑さの中での災害。何らかの対策が必要だ。
(M)