「デジタルネイティブ」「Z世代」などよく聞くが、意味を正確に理解しているかは自信がない。パソコンやスマホがあればすぐ調べることができ、便利な世の中になったとつくづく思う。
「デジタルネイティブ」は、デジタル技術に囲まれて生まれ育った1980年代以降に生まれ育った世代を、「Z世代」は90年代後半~2010年くらいに生まれた人たちを示す。
インターネットを駆使するデジタルネイティブやZ世代が注目されているのは情報発信力が強いためだと推測する。特にSNSは既存の情報発信の在り方とは一線を画した影響力を持つ。要するに「バズ」れば多大な宣伝効果が望める。例えば、先日の燈籠祭の花火を撮影した写真がツイッターで大きな評判を呼び、さまざまなメディアに取り上げられている。尾鷲市は行政がSNSを活用した情報発信に積極的で、最近はヤーヤにゃんが市内各所を回ったりと、効果はともかく話題づくりに余念がない。
物理的距離を問わないデジタル技術は、都市部よりも地方で真価を発揮することに期待がある。既存の枠組みにとらわれ過ぎず、好奇心を失わずに学んでいく心を持つことが重要となる。
(R)