先だって尾鷲市議会の議会運営委員会と全員協議会でSNSの活用が話題になった。ある議員が不適切な書き込みをしていて、何人かの議員や議会事務局に、良くないとの連絡があったそう。
当該議員のツイッターをさかのぼって見てみたが、確認できたのは会議で挙げられたいくつかの事例のうち1つだけだった。ただ、事例の中には、私も「不適切だな」と思うものがあり、逆に「それが問題になるの?」と感じるものもあった。
自分の名前を出そうが匿名だろうが、人種差別のように「不適切」とされる言葉がある。「名前を出しているから」という理由では免責されない。
「ネガティブ」(後ろ向き)なことは書かない方がよい、というような議論もあったが、そのような書き込みを「してはいけない」とするのはやりすぎだろう。尾鷲にとってマイナスイメージとなっても、批判するのは議員の仕事の一部である。もちろん、建設的で前向きな提案がセットであればなおよい。
誰であっても、品位を守るのはネットモラルの基本と言える。ガイドラインを作ることでまとまったが、それぞれの議員の発信が尊重される内容であることが必要だ。
(M)