三重県内にある3つの国道事務所は26日に伊賀市内の名阪国道で大雪による立ち往生車両の移動訓練を行う。冬の道路交通の安全確保を目的に、毎年この時期に実施している。
12月から2月までの3か月予報を見ると、気温は平年より低めか平年並みの予想。雪が積もることはほとんどない当地方だが、時に強い寒気が流れ込んだり、南岸低気圧の影響で雪が降ることがあり、寒さが本格化すれば山間部の日陰や橋の上など吹きさらしの路面、トンネルの出入り口などで凍結の恐れもある。
若いころ、矢ノ川峠にある千仭橋の凍結に気づかず、ブレーキをかけて尾鷲に向かっていた車が熊野側へ180度回転。車も道路施設も無事だったが、肝を冷やしたことがある。また、家族で松阪に出掛けた際に大雪に見舞われ、カー用品店に駆け込んだが当然の如くタイヤチェーンは売り切れ。雪が積もる道路を恐る恐る運転しながら帰ってきたことがある。
市街地の運転だけで一切遠出しないならまだしも、当地方から出掛ける時は必ず山間部を越えなければならない。冬用タイヤへの交換が望ましいが、せめてタイヤチェーンを用意するなど、今のうちに冬の備えを。
(J)