東京都にまた緊急事態宣言が出される。今度は期間が長い。旧盆の帰省・行楽期が一段落する8月22日まで。三重県ではこれまで、宣言地域またはまん延防止等重点措置区域、感染が拡大している地域に関しては「不要不急の往来自粛」「帰省などは慎重に判断を」などと呼び掛けており、これで首都圏からの帰省が難しくなった。
「人流を止めても意味がない」と主張する人もいるが、一定程度、抑制しているからこれだけで済んでいると思われる。おそらく、新規感染者のうち、人口当たりの感染経路不明事例は都市部より田舎の方が少ないはずだ。
金融機関から圧力を、ととられた大臣の発言が問題視され、撤回に追い込まれた。言葉足らずだったと釈明したようだが、圧力という考えが全くなかったのか。卸売業者に「酒を売るな」というのも無理筋。業界から大反発が起こっているようだ。
県内でも新規感染者がまた増加しているように思う。昨日まで3日続けて2けたとなった。17人以上が2日続くと警戒レベルが1段上がることになっている。行政は県民に実効性のある行動を取ってもらうための対策をしっかり考える必要がある。
(M)