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不連続線「薬剤耐性対策推進月間」

 細菌が原因で引き起こされる感染症に有効なのが「抗菌薬(抗生物質)」。原因の細菌を殺したり、増殖を抑えたりする働きを持つが、1980年以降、従来の抗菌薬が効かない細菌が増え、今後も増える可能性があるという。

 その原因の一つとされるのが、抗菌薬を正しく服用しないこと。「5日間飲んでと指示された薬を、症状が軽くなったから途中でやめた」「服用する薬の量を減らした」など。指示から外れた使い方をすると十分な効果が期待できないばかりか、抗菌薬で不適切な使い方をすると、残った菌から耐性菌が出現する可能性が高いという。

 耐性菌には有効な抗菌薬がないことがあるため、まず感染しないことが大事。日ごろから、正しい手洗いの徹底やアルコール消毒、マスクの着用、うがいなど、生活や食事、休養などに配慮して、健康に気をつけること。また、風邪など抗菌薬が効かないウイルスによる感染症に対し、抗菌薬を処方しない取り組みも重要で、医師に自分の症状を詳しく説明し、適切な判断を下せるようにすること。

 11月は「薬剤耐性対策推進月間」。一人一人の正しい知識と正しい使い方が求められている。

(J)

      不連続線

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