9月1日は防災の日。そして9月は防災月間。1日は関東大震災が起こった日だし、伊勢湾台風が潮岬に上陸したのが1959年9月26日。
地震・津波、大雨、洪水、土砂崩れ、高潮、暴風、気を付けるべきことは多い。風水害は気象予報の技術向上で、事前に分かるようになってきている。関心の持ち方次第で、自分や家族、家が災害を受ける可能性を減らすことができる。
昨年に公表された防災に関する県民意識調査。大雨や台風による災害について「地域の風水害の危険性について、あまり知らないまたはあまり考えたことがない」と回答したのは2535人のうち13.8%。裏を返せば、86.2%の人は、自宅の災害による危険性もしくは安全であることを認識している。経験がないような大雨が降り、洪水が起こるので、それで十分とは言えないが。
地震に関しても南海トラフでの地震のように、危険度が分かってきている。関東大震災や阪神淡路大震災は突然起こった。東日本大震災は、規模こそ大きかったが危険が知られていた場所。当地域を襲う大地震も、心構えができる。防災月間の今月、そのような心構えを新たにする機会にしたい。
(M)