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不連続線「記録を整備する大切さ」

 少し前に尾鷲市の監査委員会が、昨年度に行った定期監査の報告書を市長らに提出した。おおむね良好だが、一部に不備があり「予算執行にかかる文書の整理は、市民への説明責任に直結していることを理解し、部外者が見ても容易にその内容が理解できる程度に、正確かつ具体的な記述を」と注文を付けた。
 
 まだ感染拡大に警戒は必要だが、新型コロナウイルス感染症に関する事柄は初めてづくし。前例の無い中、休み返上で対応に当たっている職員がいる。今回の取り組みが「前例」となる。対応を検証し、将来に生かすためにしっかりと記録を残すことが大切だ。
 
 公文書管理がいい加減なのが国。翌年も参考にするはずの名簿を事業が終わった直後に廃棄。資料が探せなくなって「ない」と言ったものが出てきたり、書き換えたり。検察官の定年延長が話題になっているが、刑事事件の証拠を検事が改ざんする事件も起きた。
 
 冒頭に書いたが「文書の整理は説明責任に直結している」。新型コロナへの対応は現在進行形。今はもしかしたら資料の整理どころではないかもしれない。落ち着いたら、しっかりと記録を取りまとめてもらいたい。
(M)
 

      不連続線

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