紀北町十須で19日、ツキノワグマ1頭が錯誤捕獲された。町は人家に近づくことがないようにする学習放獣を行った。
19日午前10時ごろ、十須の作業所の敷地内に仕掛けられていたアナグマやハクビシンを捕獲するための小型動物用の檻にかかったクマが発見された。捕まったのはメスで推定1歳、体長81.5センチ、体重15キロ。
クマを麻酔で眠らせた後、錯誤捕獲履歴保存のための耳タグとマイクロチップを装着した上で、翌20日の昼頃に町内の山奥で爆竹を鳴らして放獣した。
十須では先月からクマの目撃情報があり、直近では今月15日に養蜂箱を破壊しているクマが目撃されている。