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矢渕中サッカー部、準優勝 創部以来の最高成績 三重県新人大会

 AGFカップ「第33回三重県中学校新人サッカー大会」(三重県サッカー協会主催)が4日、11日、19日の3日間、AGF鈴鹿陸上競技場などで開催され、紀宝町立矢渕中学校が準優勝した。県レベルの大会での準優勝は初めて。一時は部員が2人まで減ったが1994年の創部以来の最高成績に関係者は喜び、来年夏の中体連での県制覇に早くも期待を寄せている。
 
 今大会には県内8地区の予選を勝ち抜いた16校が出場。東紀州地区でサッカー部のある学校は矢渕中のみのため、同校は本選1回戦が今大会の初戦となった。
 
 矢渕中は1回戦で久居中(津地区)に4−1で快勝し、目標だった初戦突破を果たすと、準々決勝は玉城中(南勢地区)と対戦。試合終盤まで0−1でリードを許したが、残り5分で2点を挙げて逆転勝利した。続く準決勝は優勝候補の明和中(松阪地区)と対戦し、この試合でも0−1と1点を追いかける展開となり、残り時間1分でコーナーキックが直接ゴールする驚異的な粘りで追いつき、PK戦(6−5)の末勝利した。鈴峰(鈴鹿地区)との決勝は2−5で敗れたが、堂々の準優勝だった。
 
 矢渕中は2年生2人、1年生15人の17人。2年生の森本琉其(るき)くんと角楓翔(かど・ふうと)くんがダブルキャプテンを務め、チームをまとめている。キャプテンの2人は「準優勝はうれしいけど、決勝で負けたことの方が悔しい。勝てる試合だった」と振り返った。チームの特徴は「気合、とにかくメンタルが強く、自信がある」と話すように、今大会では試合終盤の逆転・同点劇を見せた。次の目標については「1年生もこの大会でいい経験ができたと思う。夏の大会では県大会優勝を目標に、これから練習を重ねてレベルを上げていきたい」と意気込んだ。
 
 綿谷拓哉監督は今大会の準優勝を喜ぶとともに自身の同校での指導を回顧。12年前に赴任して6年間サッカー部を指導し、その間に県大会でベスト8の成績を残した。その後3年間他校で勤務し、3年前に矢渕中に戻ってきた時は部員が2人に減っていたが、そこから1年生が大勢入り現在は練習から活気にあふれている。「少ない人数の中でもまじめに練習を重ねていた成果が今回出た。生徒たちがよく頑張ってくれた。夏の大会優勝に向け、サッカーを楽しみながら意識を高くもってやっていきたい」と話した。
 
 ◇  ◇  ◇
 
 矢渕中サッカー部のメンバーは次の皆さん。
 
畑下 真春 (1年)
大嶋 優日 (1年)
坂田 賢信 (1年)
山岸 大翔 (1年)
大谷 惺流 (1年)
小田原朔太郎(1年)
大黒 来也 (1年)
上根 優斗 (1年)
尾﨑 遼太 (1年)
森本 琉其 (2年)
角  楓翔 (2年)
中家 大和 (1年)
山本 尚矢 (1年)
小山 郡二 (1年)
南野 奏士 (1年)
榎本 柊也 (1年)
仲  悠慎 (1年)

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