2~3か月に1回、土木や建築の工事に関する取材が入る。ここ数年は、学校側では「キャリア教育」、建設会社や発注者の県・市町側からは「将来の担い手確保」という目的もあり、子どもたちの社会見学の機会も増えていると感じる。
今の見学は、子どもの数が減った影響もあると思うが、体験とセットになっているケースが多い。先日、尾鷲市賀田町の古川橋の掛け替え工事を向井小学校の子どもたちが見学したが、ドローン操縦体験や測量体験があり、動かしはしなかったがショベルカーに乗っていた。
他地域の話だが、子どもたちが小さなショベルカーの運転体験を行った、というニュースを見た。ヘルメットをかぶった児童が運転席に座り、建設会社の作業員に横についてもらい、段ボールいっぱいに入ったカラーボールをすくって、横にある別の段ボールに移す様子が写真で取り上げられていた。
体験は思い出に残る。地域で行われているさまざまな仕事体験が、将来の職業選択につながればいい。
(M)