今年も佐野柱松に向け、実行委員会が始動した。毎年8月16日に新宮港緑地で行われる伝統の祭典。1993(平成5)年に復活してから30年以上が経過する。実行委員会手作りの催しで、事業所や地元住民の寄付により運営しているのが特徴だ。
会員らは来月初旬までの日曜日を中心に、佐野区内の各家庭を訪問して寄付を募っている。休日返上で準備に汗を流す実行委員には毎年、頭が下がる。そんな状況を知る住民たちも「頑張って、楽しみにしている」などと激励の声をかける。
祭典では子ども柱松もある。大人と同じように松明(たいまつ)に火をつけて、かごをめがけて投げる。貴重な体験で、その子ども柱松を経験した人たちが大人になって祭典に戻って来る。中には会員として運営側に携わる人もいる。
少子高齢化の中で、地区の伝統文化や行事の継承は大きな課題。それでも佐野柱松を見ていると、ベテラン、中堅、若手とうまく融合し、会員同士の仲が良く、何より楽しみながら準備しているように見える。そんな姿を見ると、住民も応援したい気持ちになるのは自然ではないか。
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