7日付の続き。自衛隊が船で救助に来た。船で移動している最中に自宅の前を通り、屋根に丸太が乗っているのを見て、そこまで水が来たのだと衝撃を受けた。避難後も大変だった。家の片付けをしていると、面白がって車の中から写真を撮る人や指を指して笑ってくる人がいた。被害を受けてない人からすれば、興味本位で見ようとするのだろう。
4か月が経った1月1日、年が明け、ここからもう一度頑張ろうという思いで友達と速玉大社に初詣に行った。そこでたまたま会った高校の同級生から「お前の家無くなったんやろう」と指を指しながら大笑いされた。その時はなんとか怒りをこらえたが、今もその言葉を忘れることはない。
自分のことなら我慢できるが、思い出の詰まった家をばかにされ気分が悪かった。周りの同級生からは悪気があっていったわけじゃない、あいつも大人になったし許してやれと言われたが、嫌な思いをしたのはこっちなのになぜ言った側をフォローするのかが意味が分からなかった。ここから約10年、人と関わるのがしんどくなったが、今は乗り越えて人と関わることができている。
【祐】
