下校中に遭遇した傷病者の救急搬送に連携して協力したとして、太地町は16日、町役場町長室で、町立太地小学校の4~6年生の10人に感謝状を贈呈した。三軒一高町長は「連携して行動してくれたことが素晴らしい。大変ありがたく、皆さんのことを頼もしく感じる。将来が楽しみ」と児童たちの行動をたたえた。
通報、声掛け、交通整理など
同校によると、5月25日午後2時30分ごろ、東新集会所近くの階段で高齢女性が頭から出血して倒れており、居合わせた高齢男性が、通りかかった児童たちに、救急車を要請するために携帯電話を持っていないかと声をかけてきた。児童の1人が近くのバス停にいた高齢女性に携帯電話を借りて119番通報、現場の状況を伝えた。この間、ほかの児童たちは、教職員に報告しようと学校に戻ったり、傷病者に声をかけて安心させようとしたり、交通整理を試みたり、それぞれ自分にできることを考え、助けようと行動したという。
後日、児童たちの行動を一部始終見ていた高齢男性が、学校と教育委員会を訪ね、「子どもたちが走ってくれて助かった」と感謝の言葉を伝えた。これを受け、橋爪健教育長が三軒町長に「児童たちの行動をたたえてほしい」と呼び掛け、感謝状の贈呈が決まった。
感謝状贈呈式には児童10人が打越由佳校長ら引率の教職員とともに出席。三軒町長が代表児童に感謝状を手渡したあと、児童全員に感謝の品(マグカップや文房具など)を進呈。その後、当時の様子について懇談した。児童たちは「おばあさんは、意識はあるけどうまく会話ができない状態だった」「自分たちにできることをやろうと思った」「無我夢中だった」「無事に救急搬送されてよかった」などと振り返った。
打越校長は「本校では救命救急法を5・6年の児童が受けることになっており、6年生は昨年度受講済み。知識を持っていてもなかなか行動に移すことは難しいことだが、それを見事にやってのけた子どもたちは本当に素晴らしい。この話を聞いて教職員一同、大変誇らしい気持ちでいっぱい」と話した。
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感謝状を受けたのは次の皆さん。敬称略。
森本 楓貴 (6年)
稲森 花楓 (6年)
上田 柊花 (6年)
富田 遥馬 (6年)
辻 奏翔 (5年)
上田 一稀 (4年)
東谷 航成 (4年)
土井 晴琥 (4年)
井上 絢斗 (4年)
土肥 千畝 (4年)
