サッカーワールドカップ（Ｗ杯）を来年に控え、日本代表が調子を上げている。先月は王国ブラジルにフル代表として初めて勝利し、今月はガーナ、ボリビアと２試合続けて完勝。誰が出場しても得点の”におい”がプンプンする、見ていて楽しいサッカーをしている。

　選手たちはＷ杯でのメンバー入りに向けて必死のアピールを続けている。本大会での過去最高はベスト１６だが、今大会ではそれ以上を期待する声が強く、選手・監督ともに目標は優勝と公言。かつては高い身体能力と個人技で向かってくる南米勢を苦手にしていたが、今では十分に対応できている。日本の強さは対戦した国の監督も認めており、本大会が今から楽しみだ。

　未来の日本代表を狙う高校生たちが集う全国高校サッカー選手権大会も各地で代表校が決まっている。和歌山大会では地元の新宮・新翔が久々のベスト４に入り盛り上げてくれた。優勝した初芝橋本に敗れたものの、今回の経験は新チームで生きるはず。一時期は部員不足で悩んでいたが、現在は人数が多く練習から活気がある。来年も十分期待できると思う。　　　　

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