先日、紀宝、御浜、熊野の3市町の児童生徒の美術作品を一堂に展示する「紀南子ども作品展」の取材に訪れた。この作品展は半世紀以上の歴史があり、管内の全校が参加している。少子化により出品数は減少しているものの、一つ一つの作品のレベルは変わらず高いものがあり、バリエーションは増えている。
今回の作品展も力作ぞろい。作品に優劣をつける知識は持ち合わせていないが、画用紙いっぱいに伸び伸びと描いている作品が特に気になった。
羽を広げる鳥を描いた小学生の作品では、羽の先が画用紙に収まっていなかった。自分なら全体を入れようとして、二回りほど小さく描いてしまう。この作品は体も羽も大きく見せるため、あえて羽を全部入れなかったのだろう。今にも飛び出してきそうな素晴らしい作品だ。好きな弁当を表現した中学生の立体作品も創意工夫が凝らされ、見ていて食欲がわいてきた。
子どもの頃から絵心がなく、このような作品展に出品するのも恥ずかしいぐらい、図工や美術は苦手教科だった。でも、見るのは好きで、取材の機会に楽しませてもらっている。
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