そば、ラーメン、うどん、パスタ…。麺類とはなぜこうもおいしいものか。あまりにおいしすぎると首をかしげたくなる。全てが洗練・調和されていてもはや不可解なのだろうと思う。かといって、自宅で余りの野菜を突っ込んでずぼらに作る焼きそばなんかも好きである。
この地でもおいしいラーメン屋がいくつもある。中でもお気に入りの店はよく行列ができているので、お気に入りと言いつつそんなに回数は行けていない。地元の札幌は味噌(みそ)ラーメンで有名だが、あっさり系が好みな自分が札幌で一番好きなラーメンは鳥白湯スープのものだ。
うどんは素晴らしい。冷凍うどんは5玉200円弱などと破格の値で売っている。冬はほとんど鍋料理ばかりだが、この汁にうどんを突如投入するだけで1食分の体をなしてしまうのだから不思議である。
ちょっと洋風のものが食べたければパスタもいい。適当にゆでて適当に炒めた具材と合わせ味を調えればそれっぽくなってしまうのだから罪深い。胃に優しいものがほしい時はそばも重宝する。
人はなぜすするのか。そこに麺と箸があるからだろう。
【稜】