紀宝町井田の道の駅「ウミガメ公園」がこのほど、「拠点滞在型観光×三重」ブランディング事業の採択を受け、SNSなどで要望の多かった子ども向けのウミガメ飼育員体験のモニターツアーを実施した。参加者は、餌やりや甲羅(こうら)磨きマッサージ、プールのブラシがけなど、普段なかなか経験できない飼育員の仕事をたっぷり楽しんだ。
同公園へは、子どもを連れてたまに出向くことがある。タコ焼きやソフトクリームを食べたりお土産(みやげ)売り場を回ったり。しかしやはり、子どもはウミガメが大好きである。先日は、念願の餌やり体験をしてきた。「ちょうだいちょうだい」と言わんばかりに群がってくる様子や、餌をモシャモシャ食べてくれる姿が大変かわいらしくて、永遠にあげたい気分になった。
実際に生き物を飼うというのはとても大変で、掃除や食事の世話、フンの後始末など、お金も時間もかかる。しかし餌やりなどの楽しい経験を通して、生き物への愛情を育み動物愛護の啓発を進めていくのは有意義なことである。わが子も「かわいい」とメロメロになっていた。
【織】