新宮市や東牟婁郡内の小中学校では、運動会・体育祭を5~6月に開催するところが多く、やり終えた学校もある。先日、母校の中学校の体育祭に取材でおじゃました。コロナの影響で午前中の時短となってしまったが、生徒は練習の成果やチームワークを発揮し、気合いの入った応援合戦など見応えのある内容だった。
約25年前の体育祭。当時は競走のほかに、フォークダンスや騎馬戦、棒倒しなどの競技があった。もちろん女子の部もあり、騎馬戦は相手の騎手を落としたら勝ちという、今考えると少々野蛮な気もするが、対抗クラスと火花を散らした思い出がよみがえる。
種目が減ってしまったことも残念だが、生徒数がものすごく少なくなっていることに驚いた。当時は1学年で4クラスあったが、今では約半分。これから先の25年ではどれほど減少していってしまうのか、本当に心配になってくる。
驚いたことがもう1つ。かつては保護者の観覧はほとんどなかったように記憶しているが、今は中学校では当たり前、高校でも見物に行く保護者も少なくないという。運動会の変化とともに親の意識も変化しているようだ。
【織】