今年も市町対抗駅伝の時期が近付いてきた。尾鷲市は28日夜、壮行会を行った。メンバーは、仕事や学校、スポーツ活動の終了後に集まる機会を設け、練習している。目標は、過去最高記録の更新。
津市の県庁前から伊勢市まで42.195キロを10人のランナーがつなぐ、のが建前だが、たすきがつながらない大会になっている。実行委員会には苦情が届いているようだが、交通量の多い国道を通ることもあって改善は難しいようす。
小学生男女から一般男女まで、参加年代が幅広い。都市部は選手層も厚いし、長距離を専門にしているランナーもいる。どうしても差が出てしまう。
繰り上げスタートがあったとしても、記録がかかっているのでランナーは最善を尽くす。「どうせたすきがつながらないのだから、ゆっくりでいい」とは思わないだろうが、できるだけ〝足切り〟条件が緩和されてほしい。
たまに、津や松阪方面に行くが、バイパスがどんどんできている。また、海から山に近い当地方と違い、並行して走る道路も多い。近隣住民やドライバーの協力を得つつ、せめて半分程度のチームがたすきをつなげられるように、改善を期待したい。
(M)