現職と新人2人による三重県知事選挙が始まった。最大の争点は現職の4年間の県政の評価、南海トラフ地震などの防災、人口減少対策、観光振興といったところ。
都市部への人口流出、地方の過疎化は全国的な問題だが、三重県の南北格差そのものといえる。逆説的に言えば、三重県の南北格差の解消、もっと特定すれば東紀州を活性化できれば、日本の最重要課題の一つである地方の過疎化の解決策の具体例ができる、と強弁してみる。
観光を国家戦略とする観光立国が宣言されて久しく、伊勢神宮や伊賀忍者があり、自然崇拝からモータリゼーションまでを網羅する三重は日本を体験する観光資源を豊富に備えているはずだが、三重県の外国人旅行者の割合は全国平均以下と低調な部類に入り、伸びしろは大きい。東紀州にとっても観光振興は必要不可欠。
選挙とは政治への民意の反映だけでなく、政策や社会問題を考える機会でもある。政策や政見をしっかりと聞き、今後の地域活性化を考える機会にしたい。
(R)
