知人と友人の違いや境界線は何か、と悩むことがある。そもそも友情とはなんぞや、定義も人それぞれだが、一緒にいて楽しいか、お酒や遊びに誘えるかは判断材料の一つだろう。
気軽に声を掛けられるきっかけになるという意味でも、尾鷲コツまみバルはよい機会でもある。夜になってから写真を撮影しがてら回っていたら、声を掛けたり掛けられたりするなか、仕事が変わって会わなくなった人と再会した。近況を報告しがてら話に花を咲かせていると、定義や境目や難しいことは放り投げて、非常に有意義な機会になった。
尾鷲に来てから「どんづれ」という言葉をたまに聞く。ど太い連れ、つまり大変仲の良い友人、という意味合いだが、砕けていてすてきな4文字だと思う。由来や範囲を調べようとインターネットで検索すると、AIから「一般的にどん詰まりと同じ意味で、物事が進む途中で行き詰まること、または行き止まりの場所」と回答があった。AIも私も、まだまだ尾鷲の修行が足りない。
(R)