カムチャツカ半島付近で発生した地震による津波から、紀北町の防災対策とリスクについて考えたい。
紀北町の公式ラインと防災ナビの連携で、かなりの情報を網羅することができる。町の公式ホームページもトップページが町の施設や交通、避難所の情報が表示されていた。特に重要な避難所と交通情報が英語で表記されていたのも、元々決まっていたことだと聞いた。
一方で、津波警報が発令された場合に道路が通行止めになるのは大きな問題。仮に大きな地震が連続した場合は警報が長引く可能性があり、孤立する集落がいくつかでる。海岸のすぐそばを通る道路もあり、物資の輸送どころか状況把握さえも困難になる。
地域や集落単位での防災対策が重要となり、自治会や自主防災会の存在意義は強くなる。部分的な通行止めがあるのなら、より柔軟な近隣地域との連携による相互支援も重要になってくる。安直だが、自治会連合会によるグループラインのようなものはつくれないものか。
(R)
