尾鷲市ではじめての日本語交流サロンが行われた。外国人参加者が2人と少なかったのは残念。これから基本的に毎月行うようなので、より多くの人が参加することを期待する。
2人だけの参加ということで運営側も大変苦労したと思う。参加した日本人の数との兼ね合いか、外国人1人に対し3、4人の日本人が同じテーブルに座って話をした。一人は日本語がまだまだ苦手で、緊張がなかなか解けなかったように見えた。
やさしい日本語で伝えるのは難しいようで、ある日本人参加者は「物でなく、形のないもの、気持ちを伝えるのは難しかった」と振り返っていた。日本に来て間もない外国人住民に伝わる日本語は共有しておければいい。
地震・津波や大雨で「避難して」と伝えなければならないことが出てくるだろう。とっさの時に「はやくにげて」とやさしい日本語で伝えられるか。
サロンでは歯医者を紹介するという形で、こまりごとの解決に役立つ話題もあった。お互いに打ち解けられる環境づくりが進むことを期待する。
(M)
