各地で文化展が行われる季節になった。芸術関係は不得意なので、並んでいる作品を見ると感心する。講座などで、同じ素材を使って制作したものも、配置や色使いなど細かな点で個性がでていて興味深い。
山野草展なども行われている。当初は取材でなければ正直、関心がなかったが、何度か見に行き、会員の方から話を聞きながら見ていると、面白さが少し分かってきた。とはいえ、違いが細かく説明がなければ難しいのには変わりない。
先だって、尾鷲山草会の展示会が、県立熊野古道センターで行われた。山草本体はもちろん、一つ一つの山草の展示の仕方もさまざま。「草一つでも、いろいろな景色が作れる」との話を聞いたが、器ではなく、岩や瓦などに飾ったものもあり、なるほどと思った。
文化展では、いろいろな特技、豊かな発想力を持った人がいることを知ることができる。尾鷲市の文化展は11月2日、3日に予定されている。これまで行かなかった人も行ってみてはどうか。何か発見があるかもしれない。
(M)