プロ野球が開幕し、家に帰ると野球中継を見るという習慣が復活した。セ・リーグは試合の度に順位が入れ替わる混戦具合が続く。パ・リーグはソフトバンクが抜け出し、日本ハムが追いすがる構図だが、今月末からの交流戦で流れががらっと変わるかもしれない。
プロ野球を追いかける楽しさを教えてくれた阪神の湯浅京己投手はウエスタン・リーグでの登板が続く。ゴールデンウイーク明けは三者凡退を重ねていたが、乱調する試合もあり、本領発揮とは言い難い状況が続く。プロ1年目の西武の上田大河投手は先月末のプレー中に負傷降板。2人とも、テレビで勇姿をすぐに見られる、という訳にもいかなさそう。
プロの世界に立つこと自体すごいのだが、志が大きいほど、思ったように結果がでない時期は苦しいことと察する。地元出身の選手が苦しいときにこそ応援するのが、故郷というもの。湯浅投手はきっとまた不死鳥のようによみがえり、上田投手も力をつけて主力として活躍する。そう信じて待ちながら応援するのみである。
(R)