熊野古道センターは「紀北交流拠点施設」と言って、建設が決まるまでには紆余曲折があり、雨の博物館や雨の体験施設を国道42号沿いに整備する案が候補になった時期もあった。「雨」はイメージが悪く活性化につながらないと立ち消えた。
27日からゴールデンウイークが始まる。5月6日まで最大10連休で、家族で帰省する人も多いはず。待つ身としても、体や懐具合が疲弊するのが分かっていても、子や孫の帰って来るのは楽しみなものである。町もにぎわって結構だ。
心配なのは天気で、雨予報の日が多い。天気が良ければキャンプ場があり、バーベキューや魚釣りなどアウトドアは存分に楽しめるが、雨となると一転、行き先がなくなる。特に乳幼児は親子で出かける場所がない。
少々大きめの「児童館」と呼べる施設が欲しい。乳児から楽しめるおもちゃや絵本があり、遊具を使ってのびのびと遊べる。晴れた日なら屋外で遊具や砂遊びができ、ここでママ友をつくる。子育て世代はこんな施設を願っている。
(N)