新年度がスタート。尾鷲市の年度初めの朝礼を取材した。こちらも心機一転という気持ちを新たにした。
昨年に続いて人口減少が話題となった。少子高齢化と人口減少の悪循環が起こっている。一部自治体では、子育て支援策の充実などで人口増・高齢化率低下を実現しているが、抜本的な対策は全国レベルの取り組みが必要だろう。
生活費は都市部より地方の方が安いとされるが、日々の収支を考えると、地方にいても金銭的負担は大きい。事業所からすれば「薄利多売」ができない。
大規模製材工場誘致の話が進む。形が見えないが、先だっての尾鷲商工会議所の北裏大会頭が「夏ごろまでには、計画の概要を発表できるよう努力している」とあいさつした。
地元に就職する人が増えることが一番。それに移住、起業などが組み合わされれば地域が活性化する。デジタル化の進展で仕事に対する環境、若者の考え方が変わりつつあり、地域に住むことの利点も見直されつつある。その流れを引き込めるように取り組みを進めてもらいたい。
(M)