尾鷲市議会は令和6年度一般会計当初予算を議長採決で可決した。テーマになったのは、旧中電尾鷲三田火力発電所跡地に整備する野球場の整備予算。
反対意見の根本は、あの場所に野球場などを含む都市公園を造るべきではない、という主張。とはいえ、現状は造ることを前提に、「では安全対策をどうするか」という議論をしないといけない。
来場者は多い時で2000人を見込んでおり、安全に逃げられるか。一方で、その先の、おそらくキーになる防災道路のJR跨線橋の安全性については、以前から課題として指摘されているにもかかわらず、執行部からいまだに明言がない。市が把握できないなら外部委託すればよく、早急に予算付けが必要だろう。安全のための施設や対策も、野球場の完成に間に合えばよいのだが、時間がたくさんあるというわけではない。
施設敷地からの避難訓練を「住民も交えてやる」というような話だったと記憶している。こちらはそうそうに取り組むべきだろう。具体的な避難プランを立てる参考になる。
(M)