国道42号の銚子川橋の脇に臨時駐車場の看板が立っている。役場に問い合わせると、桜や古道を目当てに行楽客が増えるために先の3連休から設置したという。
夏のマリンレジャーが盛んなこの地域において、それ以外の時期の誘客強化は重要な課題の一つ。特に梅に桜、新緑と〝山笑う春〟は大きな伸びしろを持つ季節の一つだろう。
観光促進を考える上で、多くの人をこの地域に呼び込むとともに、いかにビジネスと結びつけるかを考えていかなければならない。
銚子川は〝奇跡の清流〟として、緑に囲まれた石畳が美しい馬越峠も熊野古道伊勢路の代表格として、知名度と集客力はこの地域では高い。古道客と遊泳客の動線と購買行動の最適解は解決しなければならない難問。
情報発信と産物販売の核を担うのは道の駅海山だが、駐車場の容量から馬越峠への近さが仇になる側面がある。
銚子川では地域おこし協力隊がずんべら亭の活用に力を入れている。春休みやゴールデンウイークなどの期間限定でカフェやマルシェを開けないか。
(R)