三重県立高校の後期選抜の志願者数が確定。受験に臨む生徒は卒業式の余韻もそこそこに11日の試験に向けて「もうひと頑張り」というところだろう。体調をしっかり整えて臨んでほしい。
「札幌市の高校で、去年の三重県立高校入試の問題の一部を流用していた」とニュースになっていた。「良問だったため、そのまま使ってしまった」そう。問題を作った教員にとっては光栄なことではなかろうか。
毎年、何パターンも入試問題を作るのは担当者にとって負担になるし、何しろ「いいものは、いい」とのことで、大学では過去問活用の取り組みも始まっている。確かな知識や考え方が身についているかを把握するのに最適ということだろう。
問題が解けなくて焦ることもあると思う。何十年前の受験生から一つアドバイス。じっとしている一分間は結構長い。この土・日曜日。ラストスパートの勉強を始める前に、深呼吸して1分の長さを体験してほしい。もう一問回答する、答えを見直すなど、最後の粘りにつながることを期待する。
(M)