国会議員の〝裏金〟問題への批判が止まない。100人を超える議員が政治資金の収支報告書を訂正したよう。訂正の結果、さらに矛盾が生じているという話も聞く。
一方で、兵庫県高砂市の中学校長が、コンビニエンスストアでコーヒー70円分を何度かごまかしたとして懲戒免職となった。窃盗になり全国的にしばしば問題視されている。
公務員の犯罪あるいは違法行為がそれ以外の職業の人の行為に比べ厳しく批判されるのは、給与の原資が税金であるだけでなく、いわゆる一般人の〝よき手本〟であることへの期待があるとされる。それを考えれば、自らを律する「政治資金規正法」に違反した行為は、より厳しく制度的な批判を受けても仕方ないだろう。
議員は〝選良〟とも呼ばれる。地方議員でもふさわしくない言動がみられる。犯罪になるようなものはもとより、特に職員への荒い言葉づかい、人権に配慮しない発言や行為がしばしば問題になる。自分を議会に上げてくれた有権者のためにも、ふるまいには気を付けなければならない。
( M)