全国から愛好家が集まり、延べ1万人の参加者を見込む日本一のハーレーイベント「バイブスミーティング」が尾鷲で始まる。
この地域の1万人単位のイベントとなると思い浮かぶのは花火大会ぐらい。来場者数を見ると、4年前のおわせ魚まつりが5500人、第3回のおわせマルシェが8000人。
バイクに乗っていた身として、この地域とバイクの相性は良い。熊野古道の山々と海、空のコントラストの中で、急峻な山やリアス式海岸が生み出すワインディングロードは走っているだけで楽しい。
海の幸は特に自信を持って出せる。刺し身の味は都会とは違う。地元の魚を知り尽くした料理や加工品も味わっていただきたい。尾鷲ヒノキの美しさと品質の良さも手に取って実感してほしい。
今回のイベントは、長年尾鷲の経済を支えてきた三田火力発電所の置き土産の一つ、ととらえることもできる。しっかりとPRすれば、今後の産品の購買やふるさと納税にもつながるはず。広く深く縁をつなぐ、有意義な3日間となれば、と思う。
(R)