尾鷲市の市営野球場敷地が予定地となっている東紀州5市町の広域ごみ処理施設。紀北町議会は12日の全員協議会で、規模などを独自に再検討する場を設置することを決めた。
稼働年数を考えると将来のごみ量の減少が見込まれるが、規模が妥当かとの質問が、東紀州環境施設組合でも投げかけられている。紀北町のごみ固形燃料化施設は海山のリサイクルセンターがあと15年程度使える見込みで、その分、規模縮小が図れるとの主張。
執行部は、耐用年数が残った施設を使わないことになっても、広域整備の方が予算的なメリットがあるとしている。本来、組合に参加するかどうかが議題になった段階でしっかり議論すべき論点だろう。プラスチック新法の影響があるにせよ、なぜこのタイミングで、と思う。
生活環境影響調査の結果が出たが、10月3日の時点で組合は、反対している近隣事業者には個別に説明に行っていないなど「説明不足」が目につく。住民にしっかり理解してもらう姿勢が必要だ。
(M)