原発の処理水放出に関連して、中国からの国際電話が「86」の番号からかかってくることが多くの人に知られることになった。電話の場合は、知らない番号からかかってきたら用心できる。以前にはやったオレオレ詐欺では、不審番号対策で犯人が「息子の代理」「のどの調子が悪い」などと言い訳を考えていた。
ショートメッセージや電子メールも迷惑なものが多い。最近は、実在する通信販売業者やクレジットカード会社を名乗って送ってくる。「引き落としできなかったのかも」と、内容を読んでしまうとコンピューターウイルスにやられたり、偽サイトからカード番号などを抜かれたりする危険性がある。
たいてい、すぐに接続させようと、メッセージにリンクがはってあるが、これは偽装が可能だが、ちょっとした知識があれば、すぐ見破れる。表示では国内業者なのに、リンク先が中国のサーバーだったりする。
自治体が初心者向けの講座を開いている。参加して知識を得ておけば、自分と周りの人の被害防止に役立てられる。
(M)