新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の盆休みは台風7号の影響を大きく受けた。ウイズコロナの風潮に加え、円安は国内観光やインバウンドの後押しになるはずだったが、観光や帰省を取りやめた人も多い。
コロナに悪天候と、観光のハイシーズンの誘客に多大な影響をもたらす事柄が発生する年が続いており、有用性のあるデータが取り辛い。コロナの影響は多岐にわたり、消費や趣味、休日の過ごし方なども変化していることが考えられる。
本紙地域であれば、アウトドアブームの延長、キャンプから旅行支援策によるホテルへの需要の移行、銚子川の遊泳客の動向の変化など、さまざまな仮定に沿って今後の観光施策を考えていかなければならないが、数字から読み取ることが難しい。
観光産業の振興が重要な課題の一つであり、有効な施策を打つためにも、定量的な分析による現状の総括と今後の方針の決定が必要不可欠となる。商工観光課や政策調整課、企画課あたりにデータ分析専門の担当者を配置するのも有用ではないか。
(R)