梅雨明けはまだだが、夏本番のような暑さとなっている。雲で日が隠れ、風が吹くと多少ましだが、少し動くだけで汗だくになる。「熱中症警戒アラート」も、しばしば発令されている。体調管理に十分注意する必要がある。
尾鷲市や紀北町では「空梅雨」といっていい状況ではないか。梅雨入り後は「よく降ったな」という日はない。一方、梅雨前線に近い九州北部、北陸、東北地方や北海道で豪雨災害が起きている。
安易に結びつけるのはよくないことだが「温暖化の影響があるのでは」と思わずにいられない。例えば10年前は天気予報で予想最高気温が35度以上というのはめったになかったと思う。
気温が上がれば、空気に含まれる水蒸気量も多くなる。また、地表面付近と上空の温度差が大きくなることは、急な大雨の要因につながる。
大雨なら早めの避難、暑さ対策なら気温が一定以上になれば屋外で激しい運動をしないことやこまめな水分補給など、個人でも危険を回避できるすべがある。危ないと感じたら適切に行動することが重要だ。
(M)