晴れると暑さを感じる時期になってきた。先週17日、18日は場所によっては初夏を通り越して夏本番の気温となった。県内でも17日に松阪市粥見で最高気温が34.5度まで上昇した。
この時期は熱中症が増える時期でもある。日陰にいて、風が吹いていると汗がすっと引く。感覚的にはそれほど暑さを感じなくても、体内の水分が減っていることが考えられる。
熱中症の症状の一つに「こむら返り」がある。足がつるのが典型的。何もしていない時に足がつって水分不足を意識することもある。「のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分・塩分などを補給する」ことが、予防の第一歩になる。
厚生労働省によると、高齢者や子ども、障害のある人は特に注意が必要という。とりわけ、搬送される熱中症患者のおよそ半数が65歳以上というデータある。
2週間気温予想をみると、当面、暑さは収まり平年並みになる見込みだが、最高気温が25度を超える夏日が増えてくる。予防法や対策などを再確認し、夏本番に向けしっかり準備をしておきたい。
(M)