最大9連休のゴールデンウイークは、天候にも恵まれたこともあり、取材で回った感覚だと、観光客の入りはコロナ前と遜色がない。尾鷲神社のこども縁日では、子らでにぎわう氏神の社を見て、なんだかこちらもうれしくなった。概算の数字を聞いていくとコロナ前には届かずとも、この3年間と比べればかなり回復してきた様子が見てとれる。
連休中、全国の観光に関する報道を意識して見ていたが、円安の影響による国内旅行志向とインバウンドの増加もあり、活気づく国内の観光地を明るく紹介するニュースが目立った。駅でインタビューを受ける家族や渋滞する高速道路の映像を見ると、懐かしささえ感じた。
ゴールデンウイークの次は、マリンレジャーなどでにぎわう夏が来る。コロナの感染症法上の位置づけも変わり、ウイズコロナ社会はさらに加速していき、イベントの再開も増え、制限は緩和されていくことだろう。ここから先は、観光地が客を取り合う状況となり、先を見据えた積極的な施策が必要となってくる。
(R)