統一地方選挙の後半戦と、衆参の補欠選挙が終了。補欠選挙は自民党の4勝1敗となった。維新の候補者が議席を獲得した。和歌山1区は保守色が強いと言われる和歌山でも自民がそれほど強くない場所。統一地方選というものの、東紀州では後半戦は選挙がなく、県議選も無投票で、選挙ムードにならなかった。
期間中、岸田文雄首相が、和歌山市で襲撃される事件が起こった。捕まったのは若い男性。「弁護士が来てから話す」と言っていたが、これまでのところ供述が報じられていない。選挙制度に強い不満を持っていることが報じられている。
一部国会議員から「動機を報じるな」との声が出ているよう。テロ肯定や、模倣犯につながるからだという。自分の主張を通すために違法な実力を行使することは許されないこと。事件を起こせば制度が変わるという前例にしてはならないが、動機や事件の背景を追及して明らかにすることで、よりよい社会につながっていく。若いうちから選挙に出たいという声に、何らかの回答を示す必要がある。
(M)