本紙に限らずさまざまなニュースが発信されているが、そのニュースは多くの人の協力なくして記事にはできない。取材を受ける人の厚意はもちろん、取材する機会をセッティングしたり、写真や資料をまとめてて提供したりと、紙面の写真や文に現れない人の支えが確かにある。
例えば、サッカーの谷口海斗選手の活躍は、所属チームの協力を受けて記事にできている。ロアッソ熊本からアルビレックス新潟に移籍した時は、まず新潟に話を通してから写真の権利を持つ熊本に許可をとることになったし、先のJ1初得点は新潟がJリーグに許可を受けて写真を提供していただいた。遠方の聞いたこともない新聞社からいきなり連絡を受けたに関わらず、どちらのチームも迅速に対応していただいた。
昨年から阪神タイガースの湯浅京己投手を取り上げる機会は多いが、ご両親と鷲虎会のおかげで記事が書けている。
湯浅投手は26日の壮行試合に登板した。もし、このまま日本代表としてWBCで活躍した場合、どこに許可をとればいいのか、何を用意すればいいのか、果たして許可が降りるのか。想像の段階ではあるが、幸せな悩みではある。
(R)